開催場所:東京農工大大学農学部内 動物医療センター
開催日:平成30年6月23日(土)
参加人数:54名
6月23日(土)、第二回イノベーション研究会「小動物獣医療の現状と将来の展望を語る」 が無事に終了いたしました。ご来場いただきました皆さま、ならびに講演、動物医療センター見学、懇親会の準備にお力添えいただきました関係者の皆さまに、心よりお礼を申し上げます。
当日は、まず動物医療センターの見学から始まりました。学生ガイドの方々の丁寧でわかりやすい説明を聞きながら、4班に分かれて、最先端の医療設備をじっくりと見て回りました。見学者の皆さんも興味深々の様子で、見学中は活発な質疑応答が行われました。
見学の後は三人の先生からご講演をいただきました。
柴田秀史先生(農学研究院 動物生命科学部門長/農学部共同獣医学科長)からは「共同獣医学科の歴史と獣医学教育の拡大」というテーマで1949年(昭和24年)東京農工大学農学部設置からスタートした獣医学科が、法改正や国際的な獣医学教育のニーズの高まりを受けて様々な変遷を経て、2014年(平成26年)には農学部共同獣医学科に改組するまでをお話いただきました。
次に、伊藤博先生(動物先端医療センター・AdAM院長)より、「ヒトと伴侶動物の絆~伴侶動物に秘められた不思議な魅力~」というテーマで、伴侶動物として近年ますます存在価値を増している犬と猫の驚くべき身体的能力や、伴侶動物に対する医療の高度化、特にがん治療と再生医療についてのお話をいただきました。
最後に、福島隆治先生(東京農工大学農学部附属動物医療センター長)が「高齢動物に好発する病気」というテーマで認知症と高血圧症について、私達飼い主が見落としがちな症状や様々な治療方法、日常で行える予防について具体的にお話くださいました。
講演会の後の懇親会では、当研究会会員とご来場いただいた皆さんで親睦を深めました。
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